パソコン、ケイタイ依存症

やまさき あおい

2007年03月04日 11:16

あなたの生活のなかにパソコンがはいってきたのは何年前でしょうね。
それ以来、パソコンの前に一日何時間座っていますか?


わたしが都市部の情報会社にいた15年前は、大企業でもまだ各部署に2~3台といったところでした。
それが あれよあれよいう間に小さな事務所でも一人一台、
今では一家に一台は通り越し、まさにパーソナルコンピューターの時代となりましたね。

パソコンって便利だもんね~
家庭の中に でかい図書館があるようなモンだから。
それに今までご無沙汰していた人ともメールで手軽にお話しできるしね。
あなたも、おおいにパソコンの恩恵にあずかっていることでしょう。

そんなある日、妙な職業の人と出会いました。
その人は、パソコンで何かを検索した時に、特定した情報が上位に出てくるように作業して報酬をいただくのだそう。
・・・・・あらまぁ、そんなんやったら 
    あおいなんかセッカチやから始めに出てくる情報しか見ないし、
    何らかの操作されたものを鵜呑みにしている事があるかも知れんってことかぁ
       ちょっと~!!・・・なにすんねんな



ところで先日、健康診断書が必要になり病院に行きました。
ここ10数年は歯医者にしか行ったことがないので、「診察室」の変貌にちょっととまどいましたの・・・

Dr.の机の上にデーン!とあるのはデスクトップの大きな画面。
そしてDr.はパソコンに入力しながら、画面に向かって話しかける。
「今、特に何か変わった症状とかありますか?」
「いえ、別にありませんけど・・・」
「そうですか、じゃぁまぁ問題なさそうですね。」 という具合で・・・


関西人なら こう言うかも。
「センセ、パソコンの健康診断してるんとちゃいまっせ~」
  
カウンセリングをしていても、明らかにテクノストレスと思われる場合があります。
なぜ“明らか”かというと、まずは自分がパソコンを触る時間を減らすという単純なことで、
本人が訴えていた不快さが軽減していくからです。
  えっ?!こんなに解りやすいの? って具合ですヨ、全く。
中には体の不調を治すために、パソコンは止めないけど他の療法ならするよ、という人や
パソコン、携帯を止めたらそのストレスに耐えられそうもない、という人もいます。
この域に入ってしまったら「依存症」という病気の範囲かもしれません。


そうでなくてもコンピューター制御された世の中。
便利さと引き換えに失ったものは いかほどのものか・・・
それはきっと、パソコンがないと夜も昼も明けないような渦中にいる間は気付かないんだろうなあ。


パソコンを使うことによって奪われがちな『時間』
『本来備わっている人としての能力』、
そんなものが消えてなくならないように、ほどほどにしておこうっと。

関連記事